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MIDAS とは、MIgraine Disability ASsessmentの略で、慢性頭痛が患者の日常生活に及ぼす影響を判定するための質問票です。これにより患者1人1人のニーズにあった治療選択が可能になり、継続的に患者の支障度を図る事ができるよう構成されています。 |
●患者1人ひとりのニーズにあった治療選択が可能に |
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頭痛は日常生活に全く支障のない軽度〜中等度の痛みから、長期にわたって日常生活の妨げとなる激しい痛みまで、様々な強さで発生します。そのため、片頭痛患者など治療を要する頭痛患者に適切な治療を行うためには、診断のみならず、頭痛の程度や日常生活への支障の程度も考慮する必要があります。しかしながら、医師・患者間でコミュニケーションがスムーズに運ばない場合もあり、個々の患者での頭痛が日常生活に与える影響について、思うように情報が得られないこともあります。
MIDASは、個々の患者において頭痛が日常生活に与える影響(支障度)を評価する簡単な自己記入式質問票であり、医師・患者間のコミュニケーションを改善し、治療方針も容易に決定できるような環境づくりを目的に開発されています。このような質問票を利用すれば、患者1人ひとりのニーズにあった治療選択が可能となるだけでなく、臨床においても研究においても転帰を観察・評価する機会が得られるようになるかもしれません。 |
●継続的に患者の支障度を図る |
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頭痛は発作を繰り返す性質があるため、1回の発作で頭痛の重症度を特定するのは非常に困難です。つまり1人の患者でも発作が日常生活に与える影響は毎回異なり、また、患者によって発作の頻度、頭痛が日常生活に与える影響は異なります。したがって、1回の発作からだけでは、頭痛が患者に与える様々な影響に関して十分な情報を得ることはできません。よって、MIDASは、1回の頭痛発作による影響ではなく、初診時から、一定期間にわたって頭痛の影響を評価するよう構成されています。 |
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MIDASは日常生活における3つの活動((1)仕事または学校、(2)家事または育児、(3)余暇活動)に対し、頭痛のため活動が大きく妨げられた日数(活動ができなかった日数、またはいつもの半分以下しか活動できなかった日数のいづれか)をスコア化(合計)して評価するパート(質問1〜5)と、頭痛の頻度や痛みの強さについて評価するパート(質問A, B)から成ります。質問A, Bをも含む全ての回答結果を評価することにより、頭痛による日常生活への支障度のみならず、重症度をも確認できる仕組みになってます。
回答時の注意点:質問票中、「仕事」について聞かれている場合は、会社勤め、会社経営、自営業、パート、アルバイトなど、全ての収入を得る活動をされている方に回答頂きます。また、仕事をしていない人は、1、2を除いて回答して頂きます。また、仕事も家事もされている方は、1〜5の全てに回答して頂きます。
MIDAS評価のしかた:質問1〜5に対して、患者が記入した日数を合計し、スコア票に照合して支障度を評価します。MIDASのスコアは、重症度に応じて以下の4段階に分類されます。 |
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I |
日常生活に支障まったくなし、またはほとんどなし |
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II |
日常生活に軽度の支障 |
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III |
日常生活に中等度の支障 |
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IV |
日常生活に重度の支障 |
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画像をクリックすると内容が表示されます。 |
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