AJ活動報告

報道関係の方々を対象とした勉強会を開催いたしました。頭痛による日常生活支障度の評価、トリプタン製剤と医療費、頭痛治療ガイドラインについてなどの質問をいただき、活気ある勉強会となりました。今回の講演概要は次の通りです。
講演
北里大学・坂井先生
坂井先生
 
●片頭痛とは: 片頭痛の特徴的な症状について
●片頭痛の診療が変化する: 1.最も痛みの強い時に服薬できるトリプタン製剤が日本でも使用可能になる。
2.生活の支障度を定量化し、治療方針の決定に生かす。
●片頭痛の治療の流れ: 1.鑑別診断
2.重症度の評価
3.支障度の評価
4.治療方針の決定
●日常生活の支障度を図る: 生活の支障度をスコア化するMIDAS(マイダス)質問票。
MIDAS(マイダス)テスト使用から見た片頭痛患者の日常生活支障度。
●片頭痛患者の「健康寿命」: 「健康寿命」とはどれだけ有効に社会生活に参加されるような寿命があったかを加味して補正した寿命。
片頭痛患者について試算すると2.3年「健康寿命」が減少。
●東京VSニューヨーク: 片頭痛患者の総数は東京が多いが、病院を定期的に受診しているのは圧倒的にニューヨークが多い。(10倍以上)
新しい治療薬の登場で片頭痛診療が変化した場合、東京もニューヨークのように受診患者が増えるか。
●これからの片頭痛治療: 増えた選択肢をどう生かすか。
ガイドラインを含め、治療へのアプローチをどうするか。
新しい治療の選択肢をうまく診療に生かし、患者の満足度の高い診療に変化していくことが期待される。